日本の電力会社大手7社は、2023年6月1日から電気料金を値上げすることを発表しました。
電気はくらしになくてはならないもの。昨年から続く物価高騰にさらに追い打ちをかけられると大変ですよね。
この記事では、
・各電力会社の電気料金はどう変わる?
・どのくらい値上がりするの?
・これからも値上がりは続くの?
・電気代値上げの対策方法は?
という疑問に答える情報をまとめました。
電気料金はどう変わるの?
2023年6月1日から値上がりするのは、「規制料金」と呼ばれるものです。
今回は、規制料金を契約している方の電気料金が値上げする形になります。
電力自由化になっても電力会社もプランもそのままノータッチだった、っていう人が対象になっちゃうね…。
どのくらい値上がりするの?
値上げ幅は、電力会社によって差が大きくなります。
北海道電力 | 21% |
東北電力 | 24% |
東京電力 | 14% |
北陸電力 | 42% |
中国電力 | 29% |
四国電力 | 25% |
沖縄電力 | 38% |
一番大きく値上がりするのは北陸電力の42%だね。これからエアコンフル稼働になる季節にきついな~。
値上がりはこれからも続くの?
そもそもなぜ電気料金が値上げされるのかというと、電気料金の単価が燃料費に連動しているからです。
昨今の燃料費の高騰で、電気代にもその影響が出ているのですね。
過去には、2014年に原油価格が高騰したことにより電気料金も上がりましたが、2015年に原油価格が急落すると電気料金も落ち着いたということがありました。
これからの電気代がどうなるのかは、原油価格をこまめに見る必要があるということですね。
対策は?
現在、政府が行っている電気代やガス代の負担軽減策として、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」というものがあります。
これは私たち個人ではなく、電気やガスの小売業者が申請することで補助金が交付されて、それが私たちの電気代やガス代の値引きにつながるというものです。
しかしこの対策は、2023年9月までと期限付きなのです。
そのため、対策が終わってからさらに値上がりしてしまう可能性もあります。
値引きされる業者は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」のHPで確認することができますので、ご家庭で契約している業者が当てはまるかどうか確認できます。
私たちが個人でできることとすれば、なるべく電気の無駄使いをしない節電ですね。
もったいないから、といって古い家電をいつまでも使っていると、かえって電気代がかかる場合もあります。
こまめにスイッチを消すことはもちろんですが、思い切って家電を最新のものに変えるのも節電の1つになりますよ。
まとめ
電気料金の値上げは「規制料金」が上がるためです。
大手電力会社各社によって値上げの幅は異なります。
政府は対策を打ってはいますが、期限付きのため、日ごろの節電や電化製品の買い替えなど、自分でできる対策をしていきましょう。