主題歌「アイドル」も大きく話題を呼び、今期アニメの中でも大注目の作品である「推しの子」！
そんな今作品のキーキャラクターである「星野アイ」。彼女を殺害したのは誰なのかを解き明かすために解読された彼女の携帯のパスワード「45510」。
原作でも語られなかったその数字の意味ですが、なんとその答えは小説で語られていました！また、今小説のエピソードは、主題歌「アイドル」の歌詞にも繋がっているようです！
この記事では、「アイの携帯パスワードの意味を知りたい」、「推しの子の裏話・設定が知りたい」「主題歌である「アイドル」の歌詞の意味を知りたい」方向けに考察をしていきます。
ポチップ
推しの子ネタバレ：アイの携帯パスワード45510の小説あらすじ
ここでは、推しの子小説のあらすじについて解説していきます。まだ、読んでいない方はネタバレとなるためご注意ください！
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今小説の主人公は元B小町のメンバーのひとり「私」。当時のB小町はアイを中心としたグループでメンバー人気は彼女の独壇場状態。「私」はそんな状況にもがき苦しみ、アイのことを妬み嫌っていました。アイが亡くなってから16年後、「私」はB小町最盛期に行ったライブ配信のアーカイブを見返すことになります。そして配信に映るアイを見ているうちに当時初期メンバー4人で運営していた非公式のB小町共同ブログを思い出します。そのブログのパスワードこそが「45510」でした。
「私」は当時のブログを見ていく中で1つだけ非公開になっている記事を発見します。それはアイがB小町メンバーにあてたブログで、その内容はアイが本当はB小町メンバーと仲良くしたかったことや当時の後悔などが綴られていました。「私」はそのブログを最後まで読まず、そのブログを削除してしまいます。その理由は、こんなアイはアイではないから。アイこそが完璧なアイドル。「私」はアイのことを嫌っていたと同時にアイの虜にもなっていたのでした。
アイのことを嫌っていたはずの「私」が、世に言う推しに対する解釈違いという理由でアイのブログを消してしまうことから当時のアイの凄さが伝わってきますね。
ポチップ
推しの子ネタバレ：アイの携帯パスワード45510の意味は？
結論からいうと、パスワードの「45510」とはアイが生前所属していたB小町メンバーの高嶺、ニノ、アイ、渡辺の頭文字をひらがなでフリック入力した際に対応した数字になっているということが小説「45510」で明かされています。入力ですが４、55、1、0に分けることができ、高嶺のた→４、ニノのに→５を２回、アイのあ→１、渡辺のわ→０となります！
小説「45510」によると、B小町は人気格差がでる前まではメンバー全員仲が良かったようです。それはB小町メンバーになる前の居場所がなかったアイにとって心のよりどころであり、本人に自覚はなくとも一つのアイなりの愛だったのではないでしょうか。
そう考えると、ブログに書かれていたアイの弱音は、今まで一緒に活動してきたメンバーから嫌われるという当時の状況が辛かったという気持ちの表れだったのかもしれません。もしかしたら、アイの性格的に普段から仕事で使い慣れているからという理由でこの数字を選択したという可能性もなきにしもあらずですが、B小町が嫌だと少しでも感じていたならば、携帯のパスワードにこの数字を選ぶ可能性は低いと筆者は考えます。
つまり、アイが少なくともB小町に支えられていた、アイにとってB小町は特別な場所と考えていたことがこのパスワードから推測されます。
まとめ
いかがだったでしょうか？原作ではあまり描かれなかったアイのB小町メンバーへの想いが小説では語られていて、いつも飄々としていたアイが本当はB小町メンバーのことを大切に思っていたことが伝わってきましたね。また、この数字は主題歌「アイドル」の映像にも映り込んでいるそうで制作側の愛も伝わってきます！
「完璧で究極のアイドル」そう称されたアイ。でも実際は完璧なのではなく、不器用で等身大の一人の女の子だったということを考えるとまた作品の見方も変わってきますね。今後の「推しの子」がどうなっていくかますます目が離せません！
ポチップ